ブラの肩ひもがずれる・落ちてくる!原因とおすすめ便利グッズ【下着のプロ監修】

ブラの肩ひもがズレる原因とオススメグッズ・トップ画像

朝家を出る時はきちんとブラジャーを着けたのに、ちょっとした拍子にブラの肩ひもがずれてしまう、ずり落ちてしまうという事、ありませんか?

電車のつり革を離した瞬間、落ちた物を拾った瞬間、etc…そのたびに慌てて直したり、ちょっぴりイラッとしてしまったり事もあるでしょう。

 

これはなで肩の人に多い現象ですが、他にも原因があるんです。
今回の記事では、ブラの肩ひものズレやずり落ちの原因と、簡単にズレを防止する便利グッズをご紹介します。ブラの肩ひもがずれたり落ちてくる事が多い方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

この記事を書いた専門家:類
ライター・類2
インナーウエアー及びルームウエアー専門メーカーに15年以上勤務。デザイナーとしてバストアップブラ、楽ブラなどの商品企画に携わる。その後アウターの商品企画を兼務のうえ独立。フリーとして活動中。

ブラの肩ひものズレ、ずり落ちの原因

ブラの肩ひものズレやずり落ちは、あなたが現在使っているブラジャーの「サイズ」や「劣化」の問題が原因と考えられます。

原因1:ブラサイズの問題

ブラジャーのサイズが合っていないと、肩ひものズレやずり落ちが発生しやすくなります。
 

  • ブラのアンダーが大きい
    アンダーがやや大きめで安定感がないと、動くことでブラ自体がずれ、肩ひもが浮いてしまいます。

  • カップサイズが小さい(大きい)
    カップが大きいと当然肩ひもも浮いてしまいますが、小さくてもカップが脇に引っ張られて腕の方にズレる事があります。

  • ストラップの調整が合っていない
    肩ひもの長さが長すぎると、肩ひもが浮いてしまいます。

  • バストサイズに左右差がある
    大きい方のバスト側のストラップが浮いてずれやすくなります。

などなど。

補足
ブラジャーのサイズが合っていないと、ブラ自体がずれてしまい、肩ひもも一緒にずれてしまうわけです。

また、ストラップは意外に微調整をする人が少ないので、1度調整しながら色々試して見ると良いでしょう。

さらに胸の左右差があってカップに隙間ができてしまうという場合も肩ひものズレの原因に。そんな人はパッドで調整するのがおすすめです。

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原因2:ブラの劣化の問題

サイズ以外の原因として考えられるのは、ブラジャーが劣化している場合です。使用頻度にもよりますが、ブラジャーは1~2年程度で寿命をむかえます。
以前は肩ひもがズレることはなかったのに、最近よくずれてしまうwという方は、ブラジャーの劣化も考えられるので確認してみてください。

  • カップの形が崩れてきた
  • 肩ひも調整がゆるんできた
  • アンダーがよれてきた、伸縮の戻りが悪くなった

こんなブラジャーはそろそろ取り替え時かもしれません。

補足
ブラジャーは細かいパーツをいくつも組み合わせ、立体的に組み上げられた衣料です。連続して使用したり、お洗濯の際に少しずつ劣化が進むのはある程度仕方がない事なんです。

ですから少しでもお気に入りのブラを長く使いたい方は、普段の取扱いやお手入れに注意するようにしましょう。

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こちらの記事は、ブラも同様のお手入れ方法なので、ぜひ参考にしてください。

ブラの肩ひものズレ、ずり落ちを防止する便利グッズ

サイズや劣化の問題もあるけれど、とにかくなで肩でブラひもが落ちやすいの!!とお嘆きの方、お待たせいたしました。
ブラの肩ひものズレ、ずり落ちを防止する便利グッズのご紹介です。

ブラひものズレやずり落ちを防止する便利グッズは大きく分けて3種類に分類されます。

  1. クリップタイプ
  2. バックストラップタイプ
  3. シリコンタイプ

順に説明していきましょう。

①クリップタイプ

ブラジャーのショルダーストラップをクリップで1箇所に固定するタイプです。
ブラの肩ひものズレ防止グッズ(クリップタイプ)

クリップタイプの利点

  • 手軽で安価
  • 服に合わせてブラひもを隠すことができる

クリップタイプの難点

  • 肩ひもを事前に長めに調整する必要がある
  • 微調整ができないため少し引っ張られる感覚がある

小さいので保管も場所を取らず、300円~500円で買うことができるクリップタイプはとってもお手軽。ホルターネックなど、ブラのストラップが見えやすいお洋服のブラひも隠しとしても使えます。反面、事前にアジャスターを長くしておく必要があるので、その分ちょっぴり手間かもそれません。

②バックストラップタイプ

左右の肩ひもを背中で留めるタイプのストラップです。引っ掛けるタイプやクリップで留めるタイプなど種類が色々あります。
ブラの肩ひものズレ防止グッズ(バックストラップタイプ)

バックストラップタイプの利点

  • 着けていて楽
  • 微調整がしやすい

バックストラップタイプの難点

  • クリップタイプよりやや高め
  • 引っ掛けタイプはたまに外れる

左右の肩ひもにそれぞれ留め付けるため、無理に引っ張られることがなく着け心地がとても楽です。価格は材質や留め具によって300円~1500円程度と結構幅広くなっています。留め具は引っ掛けタイプと挟み込んでパチンと留めるタイプがあります。引っ掛けタイプはアウターに響きにくく、パチンと留めるタイプは少しだけ厚みがありますが、しっかり留まるという利点があります。

③シリコンパッドタイプ

肩ひもの肩に当たる部分にはめ込み、ズレにくくするパッドです。
ブラの肩ひものズレ防止グッズ(シリコンタイプ)

シリコンパッドタイプの利点

  • 面で支えるので肩への食い込みやコリを軽減できる
  • バストボリュームのある人には重さを軽減できる

シリコンパッドタイプの難点

  • 襟ぐりの広いお洋服だと見えやすい
  • 慣れるまで少し違和感がある

肩こりさんやグラマーさんにおすすめなのがこちら。水洗いもできて衛生的に使えるパッドタイプのストラップホルダーです。少しお洋服を選んでしまうという難点がありますが、慣れると楽ちんですよ~



まとめ

ブラの肩ひもがずれる・落ちてくる原因は、なで肩など体型的なもの以外に、ブラジャーのサイズが合っていない、ブラジャーの劣化などの原因が考えられます。
日ごろのお手入れや、ブラを購入する際のフィッティングは注意して行うことが大切です。

肩ひものズレは比較的簡単に解消することができるので、便利なグッズを1つ持っておくと小さなイライラの解消に役立ちます(笑)それほど高くはないのでおススメです!
主に3種類のタイプがありますが、利点と難点を考慮したうえ、ご自身に合ったものを用意されると良いでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。