育乳にはサプリよりもバストアップクリーム!? プエラリアの副作用についてのまとめ

他の記事でもご紹介しましたが、管理人は約1年の育乳生活を経て、Aカップ→Cカップへのバストアップに成功しました。

育乳計画をたてる際、管理人自身が1番悩んだのが、バストアップクリームとサプリのどちらを使うか？という点です。結果的にバストアップクリームを使う事を決心したわけですが、その1番の理由はプエラリア・ミリフィカの副作用が不安だったからです。

プエラリア・ミリフィカの副作用については何となく聞いたことはあるけれど、きちんと理解していない方もいらっしゃると思うので、今回の記事は「プエラリア・ミリフィカを含む健康食品の副作用」についてまとめてみました。

出典：
国民生活センター『美容を目的とした「プエラリア・ミリフィカ」を含む健康食品』
日本医師会 「プエラリア・ミリフィカ」を含む健康食品の使用にご注意を！
 

この記事を書いた専門家：類

インナーウエアー及びルームウエアー専門メーカーに15年以上勤務。デザイナーとしてバストアップブラ、楽ブラなどの商品企画に携わる。その後アウターの商品企画を兼務のうえ独立。フリーとして活動中。

データで見るプエラリア・ミリフィカの副作用

まずはプエラリア・ミリフィカについての副作用のポイントを、国民生活センターの報道発表資料のデータを元にまとめてみました。どれくらいの被害規模なのか？どんな症状が報告されているのかを確認してみましょう。（このデータは、全国の消費生活センターに寄せられた相談内容を元に統計が取られています。）
出典：国民生活センター『美容を目的とした「プエラリア・ミリフィカ」を含む健康食品』

健康被害の報告はサプリのみ

プエラリア・ミリフィカの健康被害（副作用）が報告されているのはサプリ（健康食品）に関してのみです。
不安を煽るように”プエラリア・ミリフィカはすべてNG”のような情報もごく稀に存在しますが、バストアップクリームでの危険性は報告されていないのでおぼえておきましょう。

被害件数と年齢層

ではプエラリア・ミリフィカ配合の健康食品（サプリなど）で健康被害（副作用）を訴えている人はどのくらいいるのか？その規模と年齢層について見ていきましょう。

全国の消費生活センターによると、2012年度から2017年4月までの5年間で209件の健康被害の訴えがあったそうです。そのうち危害件数として確認されているのが94件とのことです。

被害報告の件数を年代別にみると、

• 10歳代が37件（18％）
• 20歳代が69件（33％）
• 30歳代が41件（20％）
• 40歳代が42件（20％）
• 50歳代以上が14件（7％）

となっています。

10代・20代を合わせると51％となり、若い女性の健康被害が半数以上となっています。若い方が美容目的で安易に取り入れるのは注意が必要ですね！

被害の内容（症状）

最後に、気になる副作用の症状について見ていきましょう。国民生活センターの資料では、訴えがあった209件の内容（症状）の内容が以下の通りまとめられています。

• 嘔吐、腹痛、下痢などの消化器障害 76件
• 発疹、じんましんなどの皮膚障害 59件
• 月経不順や不正出血 33件
• 頭痛 15件
• 乳房の異常　3件
• 呼吸器障害 2件
• その他 21件

となっています。

月経不順や不正出血といった、女性特有の危害事例以外にも、腹痛や発疹などの件数も非常に多いようです。

プエラリア・ミリフィカ配合サプリで副作用が出る理由

上のデータでわかる通り、プエラリア・ミリフィカ含む健康食品による被害は実際に確認されています。では、なぜそのような副作用が起こるのか？その理由を見ていきましょう。

この章は ”プエラリア・ミリフィカを含む健康食品に対する注意喚起” を行っている日本医師会の解説を元にまとめました。
出典：日本医師会 「プエラリア・ミリフィカ」を含む健康食品の使用にご注意を！

プエラリア・ミリフィカの女性ホルモン様成分

プエラリア・ミリフィカとはタイなどに分布するマメ科のクズ（葛）と同属の多年生つる植物です。

プエラリア・ミリフィカの根塊には、「デオキシミロエストロール」や「ミロエストロール」などの植物性エストロゲンの成分が含まれています。

エストロゲンとは女性らしいからだ作りを助けるホルモンの一種で、大豆に含まれるイソフラボンは植物性エストロゲンの中でも有名ですね。

プエラリア・ミリフィカには、この大豆に含まれているイソフラボン類より約1000～10,000倍強いエストロゲン活性を持ち合わせていると言われています。しかし、このような強すぎるエストロゲン活性物質を摂取しすぎると思わぬ健康被害を招いてしまうそうです。

プエラリアの副作用の主な原因はホルモンバランスの崩れ

日本医師会では、前述したプエラリア・ミリフィカの強いエストロゲン活性によって、製品や摂取状況によってはホルモンバランスが崩れてしまう恐れがある事を指摘しています。

人の体にある女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、この2つのホルモンはバランスよく交互に分泌量を変えながら一定の月経周期を保っているそう。

プエラリア・ミリフィカの摂取によりエストロゲンが常に過剰な状態が続いてしまうと、「エストロゲン」と「プロゲステロン」のバランスが乱れ、生理不順や不正出血など月経に関する健康危害が起きる可能性が高くなる事も。摂取量や摂取状況を守り、安易に過剰摂取しないよう注意喚起されています。

育乳にはサプリよりもバストアップクリームがおすすめな理由（私見）

ちょっと難しい内容が続いてしまいましたね（笑）
ここから先は管理人の私見になりますが、よろしければ読み進めてください。

プエラリア配合のサプリをやめた理由

管理人が育乳生活に入る際、迷いに迷った結果サプリをやめた理由は、上にあげたプエラリア・ミリフィカを内服する事による副作用に対し、不安をぬぐいきれなかったからです。

実は国民生活センターの報道発表資料の詳細を読むと、他にも色々なデータが掲載されているんです。

前述したプエラリア・ミリフィカ含む健康食品による被害の訴えが増加するにともない、国民生活センターは12種類の商品を取り寄せ、独自にテストを実施したそうです。

そのデータの中で管理人自身が注目したのが、以下の3つのデータです。非常に詳しく書いてあるので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。
出典：国民生活センター『美容を目的とした「プエラリア・ミリフィカ」を含む健康食品』 詳細資料

これらのデータを見て、あなたはどう感じましたか？

管理人は

• プエラリア・ミリフィカって内服すると、本当にエストロゲン活性が認められるんだ…
• 商品によっては体に影響するものもあるんだ…
• プエラリンの摂取量って、商品によってバラツキがあるんだ…

など、けっこう新鮮な驚きを感じました。

日本では今のところ注意喚起という状態ですが、諸外国においては、ヒトでの十分な安全データが存在しないため、食品としての販売を禁止するなどの措置をとっている国もあります。（EU.韓国）

正直なところ、まだ『はっきりと分からない状態』なのでは？という印象を受けました。

『はっきりと分かる状態』になってからでも遅くはない（笑）という事で、管理人自身はサプリを含む健康食品は使わないようにしています。

育乳にはバストアップクリームが最適だと感じた理由

では管理人が育乳生活を送る際に、なぜバストアップクリームを取り入れたのか。それはマッサージと併用することで、内服にも劣らない効果が感じられるのではないか？と考えたからです。

単純に比較はできませんが、サプリとクリームを比べた場合、やはり皮膚からよりも直接内服した法が効果は高いように感じます。しかし、正しいマッサージを継続することで体の巡りが良くなります。通っていたバストサロンの先生いわく、つまってしまったリンパも流れ、栄養が届きやすくなるそうです。

さらに、バストアップクリームは成分面でも非常に進化しているんです！

最新のバストアップクリームには、「ボルフィリン」という成分が配合されています。
ボルフィリンは、バストアップで大事な脂肪を増やすという働きと、脂肪を蓄えるという働きが期待できることが検証されており、プエラリアとは違う効果が期待できます。

クリームはサプリに比べプエラリアの配合量は少なく、直接体内に摂取するサプリよりも効果は穏やかです。しかし 「ボルフィリン」などの成分も合わせて配合され、違うアプローチでバストアップをサポートします。さらにマッサージとの併用で、効率的に働いてくれることも期待できます。

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