バストの悩みは大きさや形だけではありません。
特に多いのが 『乳首や乳輪の色』 について。乳首の色素が濃く、こげ茶や黒っぽくて悩んでいる人ってけっこう多いんです。
- 彼氏から遊んでいそうな印象に見られてしまう
- 女性同士で温泉に行った時、さりげなく2度見される
などなど。
個人的には色白や色黒程度の差のように感じるのですが…男性目線だとちょっと違っているようで「乳首はピンクがいい!かわいく感じる!!」 という意見が多いのも事実。
「日本人の乳首はピンクじゃなくてベージュだしっ!!」
とツッコミたくなりますが、確かに乳首や乳輪は色素が薄い方がイノセントな印象に見えるのかもしれません。
そこで今回の記事は、乳首や乳輪の色素が濃い・黒ずんでいる原因と、その改善方法についてまとめてみました。女友達にも相談しにくく、ひそかに気にしていたという方の参考になればうれしいです。
インナーウエアー及びルームウエアー専門メーカーに15年以上勤務。デザイナーとしてバストアップブラ、楽ブラなどの商品企画に携わる。その後アウターの商品企画を兼務のうえ独立。フリーとして活動中。
目次
乳首の黒ずみの原因
乳首や乳輪の黒ずみの主な原因は
- 摩擦による色素沈着
- 女性ホルモンの影響
- 肌質
などがあげられます。
これらはすべて 『メラニン色素』 の影響によるもの。メラニンは皮膚を守るための重要な役割をする一方で、皮膚を黒くするという性質も持っているんです。
①摩擦による色素沈着
肌は摩擦や締め付けなどの外的な刺激を受けると、刺激から肌を守るためにメラニンを作り出します。このメラニンが定着する(色素沈着する)ことが黒ずみの原因に。
メラニンができたとしても肌のターンオーバーが正常に行われれば問題ないのですが、うまく代謝されないとくすみが濃くなり、どんどん黒ずみが強くなってしまうんです!
② 女性ホルモンの影響
女性ホルモンのエストロゲンは、メラニン色素を作り出す色素細胞を刺激する作用があるため、黒ずみが起こりやすくなります。
「妊娠後に乳首が黒くなった」という人が多いのは、妊娠をすると女性ホルモンであるエストロゲンなどが増加するため。そのため、産後、ホルモンバランスが正常に戻ると、黒ずみはある程度軽減します。
③ 肌質
肌の色は、メラニン色素の量や比率によって決まり、白人の乳首は薄いピンクや薄茶色であることが多いのに対し、日本人の乳首は薄いベージュからブラウンが一般的です。
同じ日本人でも元々の肌質の影響をある程度受けるため、色黒の人は黒っぽくなる傾向があります。
乳首の黒ずみの原因・まとめ
乳首や乳輪の色素が濃かったり黒ずんでいる原因の中で、肌質は遺伝的要素が高く、女性ホルモンの影響はライフステージや年齢による場合が多いものです。
その中で後天的であり、ご自身でコントロールが可能なのが『摩擦による色素沈着』が原因で乳首や乳輪が黒ずんでしまうという場合。乳首をはじめデリケートゾーンも同様ですが、敏感な部分は摩擦によって黒ずみやくすみが発生してしまう事がとても多いんです。
次の章では、摩擦による色素沈着を防止する方法をはじめ、黒ずみの原因であるメラニンの抑制、さらに出来てしまったメラニンの除去など、乳首の黒ずみを改善する方法について解説していきます。
乳首の黒ずみを改善する方法
乳首や乳輪の黒ずみを改善する主な方法は、(すぐにできる順に)
- 下着の見直し
- 美白クリームを使用する
- クリニックのレーザー治療を受ける
などがあります。
①下着の見直し
まずは、黒ずみの原因となる肌への摩擦を避けるため、現在身に着けている下着を見直してみましょう。
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サイズの合わないブラジャーは避ける
ブラジャーのサイズが合わないと、カップの中でバストがズレたり、過度に締め付けられたりしてしまいます。その際の摩擦や締め付けが色素沈着の原因になってしまうことも。ブラのサイズを合わせることは、バストメイクの基本でもあるので、ご自身の胸にきちんと合ったサイズのブラを選ぶようにしましょう。 -
ノーブラで過ごすのをやめる
ノーブラは開放感があって大好きなのですが、どうしても胸は揺れたり動いたりしてしまいます。その際の摩擦が色素沈着の原因になってしまうことも不安要素ですが、何よりバストの型崩れの原因につながる心配も。リラックスタイム以外はノーブラは避け、シーンに合わせたブラを活用するようにしましょう。check!
特に眠っている時は無意識に動いてしまうため、バストが流れたりつぶれたりしてしまいます。睡眠時は寝姿勢でのバストをきちんとホールドしてくれる、ナイトブラの使用がおすすめです。 -
肌に優しい素材を選ぶ
ほとんどの昼ブラやナイトブラは、カップの内側には肌に優しい素材が使われていますが、念のためカップ裏の素材もチェックしておきましょう。
また、縫い目の肌アタリを避ける意味で、昼ブラならモールドタイプを、ナイトブラなら丸編みタイプを選ぶのもおすすめです。
②美白クリームを使用する
乳首をはじめとしたデリケートゾーンに対応した、最新の美白クリームは本当にスゴイことになっています!美容皮膚科発の本格的なクリームあり、医学誌に掲載されたクリームありと、成分や処方にこだわった商品が百花繚乱です。
その中でメラニンの生成を抑える効果のある医薬部外品扱いのクリームは特におすすめ。黒ずみ生成の開始を阻止する有用成分による黒ずみケアに加え、保湿・保護成分などの美容成分も贅沢に配合されています。
価格は1本あたり5000円~6000円前後を目安にすると良いでしょう。
※以下の記事で医薬部外品限定の美白クリームをご紹介しています。乳首やデリケートゾーンの黒ずみが気になる方は必見です!
③クリニックでレーザーを治療を受ける
乳首をはじめとしたデリケートゾーンの美白に1番効果的なのは、やはり美容皮膚科のレーザー治療でしょう。
クリニックの治療は、レーザートーニング(色素沈着除去治療)に加え、トレチノインやハイドロキノンなどの外用薬と組み合わせて行われることがほとんどです。レーザートーニングの場合、個人差はありますが5~6回で黒ずみが薄くなってくるそうです。
価格はクリニックやレーザーの種類によって差はありますが、1セットで10万円~を目安にすると良いでしょう。
乳首の黒ずみを改善する方法・まとめ
下着の見直しがディフェンス(防御)だとすれば、美白クリームはオフェンス(攻め)の方法であり、これらを組み合わせる事が最もおすすめだと考えます。理由はリスクが少ないこと、そして価格的にも負担が少ないからです。
効果は穏やかで時間もかかると思いますが、きちんとした下着を身に着ける事はボディーメイクの観点からもメリットが高く、美白クリームを使う事は保湿など美容面でのメリットも得ることができます。
価格的には高価になりますが、黒ずみが強く精神的に悩みが深い方は、1度クリニックでカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。